蒸気機関車に乗る小旅行 - 真岡鉄道その2
益子で温泉に浸かり、真岡鉄道の終点である茂木まで移動しました。駅は線路側が見晴らせるようなテラスがあり、蒸気機関車交換用の待避線とターンテーブル、給水塔等の好ましい鉄道施設が一望できます。
そうこう言っている間に、待避線からホームを抜け客車先頭へ回送するC11が疾走していきました。蒸気機関車は相変わらず物凄い迫力です。
これがホームに入線した真岡鉄道SL特急編成です。C11と50系客車三両編成ですが、旧塗装に白帯の客車がいい感じです。
車内はこんな感じです。一部デッキシートもありますが、家族連れがボックスシートを占領しています。冷房の有無はよくわかりませんが、天井には扇風機が回っています。
定刻通り発車し、窓を開け肘を窓際にかけながら前方を眺めます。石炭の燃えカスが飛んでくるので要注意ですが、最近首都圏では窓の開く車両が無く、子供達の受けはかなり良いようです。窓から顔を少し出すと、額の毛の生え際に石炭の燃えカスが引っかかります。
発射後一時間弱が過ぎ、真岡鉄道本社のある真岡駅に到着しました。ここでは9分の停車時間があり、家族連れが群がって写真撮影をしています。蒸気機関車を模した駅舎も、なかなか立派です。
運転台を覗いて目に入ったサインがこちら。真岡鉄道のホームページには運転台での写真撮影可と書いてありましたが、どうやらしょうもない横槍が入って中止になったようです。日本の行政というのは大事故は防げないくせに、何でこう細かいことを一々指図して庶民の楽しみを奪うのでしょうか。(笑)
とりあえずキャブの写真だけ撮影しました。油まみれの計器類と光るハンドル。何とも言えない機能美を感じます。私はいわゆる鉄ちゃんでは無いですが、どうも蒸気機関車だけは止められません。
下館駅到着後、帰りの水戸線内で早くも燃料切れの次女です。最近は寝る前にパニックにならず、すんなり寝てくれるので助かります。ヤレヤレ。
小山駅から新幹線に乗り東京へ向かいます。車内では燃料切れの子供達にせがまれて、サンドイッチを三人で分けました。