さくらんぼ狩りの日・前編
最近お土産に買ってきた果物の消費が激しく、私の口に入る量がめっきり少なくなってしまいました。原因は年々増長する長女と次女(三女は戦力外、カミさんは意外と侮れませんが政治的な理由で除外します)の食欲です。六月は私の大好きな世界で一番ウマイさくらんぼである佐藤錦の出荷月ですが、このままでは季節の果物を堪能する機会を逸してしまいそうです。
それと関係があるのか知りませんが、最近高血圧を指摘されてしまいました。高血圧はカリウム不足と深い因果関係があるそうですが、血液検査の結果は果物をほとんど食べていない事を示しているようです。(ホームドクターに見抜かれてしまいました) 取り急ぎ投薬で対処していますが、果物を食べる食習慣を回復しないと命が危なそうです。という理由で家族の果物摂取量を増やし(特に私の)、体験学習の一環として(特に子供達の)、さくらんぼ狩りを計画しました。
何はともあれ日帰りのさくらんぼ狩りツアーを申し込みました。家族揃っての国内外セットツアーは初めてですが、それも確かめてみたいと思いました。山形への旅程は東京→新白河が新幹線、他はバスになります。とりあえずお楽しみの朝食と飲み物。お弁当のカロリーは低めですが、何やら金色のオプションが付いています。
何のトラブルも無く、新白河へ到着。松尾芭蕉の銅像とご対面です。慌しくバスに乗り込みますが、今回のツアーは総勢約200名以上。私達の家族が乗ったバスは12号車でした。何やらイナゴの大群のようです。
途中お弁当の積み込みとトイレ休憩のため停車しました。とりあえず付近をうろちょろしますが、何やらおぞましい看板を見かけました。どんなツアーが立ち寄るのでしょう。
とりあえずさくらんぼ狩り会場付近に到着。怪しい世相を反映して、果物の盗難を警戒するのぼりがそこかしこにありました。
会場内に入ると、もうさくらんぼが鈴なりの木がそこかしこに。もう子供達はそわそわしています。子供達を交互に肩車して、彼女達の満足するようにさくらんぼ狩りを楽しみました。もう、一年分は食べたかも。
実は今年のさくらんぼのデキはベストでは無いそうです。理由は日照量不足だそうですが、木によっては実に甘い実が付いているようでした。よく観察すると、さくらんぼが鈴なりになっている木はあまり甘く無いようです。それに比べ、周囲のよく日が当たる木にぶら下がっている数少ないさくらんぼ、なかなかウマイです。
このさくらんぼ狩りの制限時間は30分です。最初は短いなと思っていましたが、とてもその時間中食べ続けることは不可能でした。ツアーに参加している他の人達の観察も含め、なかなか面白い経験でした。