椿山荘で呑んだくれる夜
梅雨時の天候の悪さで、外遊びができないガキんちょ供が部屋を荒らしています。私もぐちゃぐちゃに散らかった部屋にはうんざり。子供の世話を押し付けるなと、カミさんの三角形の眼差しも突き刺さります。家族のストレスゲージが沸点に達する前に、何とかご機嫌取りのネタを探さなければいけない状況になりました。
かと言って遠出する元気はありません。静かで適当にオイシイ料理が食べられる場所は無いものかと探したところ、11年前に結婚式を挙げた椿山荘の広告が目に留まりました。ここは蛍の人工飼育をして、毎年六月頃から蛍を鑑賞しながら夕食を食べるというイベントを行っています。それは一瞬で予約が埋まってしまう人気のイベントなのですが、その後に「夏祭りファミリーディナーバイキング」という催し物があるようです。Webにある説明を読むと、何やら私のような庶民向けのイベント。ちなみに、椿山荘は自宅からタクシーで約15分の距離。子連れでも移動は楽チンなので、即決で予約をしました。
とは言うものの、当日も準備には予想通り手間取り開場ぎりぎりの到着となりました。カミさんと次女はワンピースの適当にカワイイ格好をしていましたが、長女はいつものお遊びルック。私はTシャツにGパンの軽装です。まあ、別に結婚式に出る訳じゃないからいいか... 上の写真は、代金と引き換えに配られた本日のお品書き。そして、夜店のチケットです。
しかしガキんちょ供は、こういった式場に来るのは初めてなんだなと思い知らされました。しきりに「高級な感じがするよ!」「ねえ、これって高級だよね?!」と連発していました。いやはやお父さんは恥ずかしいよ、恥ずかしいよ。
何はともあれ、こちらはお皿に盛ったバイキング料理です。(サンプル) カミさんは子供の世話にかこ付けて、私に給仕をさせていました。何も食べられなかった結婚式の恨みを晴らすべく、カミさんは黙々と料理を口に運んでいます。
料理が一段落し、ガキんちょ供のお腹も良くなってきたところで、夜店がある庭園に出てみました。ここは結婚式の時、記念撮影をする場所でもあります。娘三人連れて、再びこのテラスに立つとは想像もしていませんでした。ライトアップされた三重塔が夜空に映えています。
夜店には定番の金魚すくいや、
怪しげなおもちゃ屋さん、あり。
次女は金魚と水風船をゲット。長女も金魚を自力ですくっていました。とりあえず二匹の金魚は家のメダカ水槽に投入しましたが、めちゃめちゃ違和感があるので何とか隔離したいと思っています。
この後庭園を一回りして、会場に戻り時間まで呑んだくれていました。来年こそは蛍を見たいなぁ...