鉄子ちゃんへの道
先週のSL旅行に触発されて、次女の鉄道旅行おねだりが始まりました。私も二週連続はちと疲れるなと思いながら、SLと新幹線に乗りたいという次女の欲求を満たすべく、「碓氷峠鉄道文化むら」へ向かうことにしました。
新幹線で高崎へ到着後、約30分の待ち時間で信越線に乗り継ぎます。窓の開く車両だったので次女はご機嫌。「鉄子ちゃん」の誕生でしょうか?
約30分の乗車で目的地に到着。乗りたかったトロッコ列車は既に満席だったので、一時間後の車両を予約し場内を散策します。上の写真は場内を巡る2フィートゲージのSL 「あぷとくん」から撮影した鉄道展示館になります。
場内には懐かしの信越本線特急「あさま」189系車両が展示されていました。今の会社に入社以来、かつては量産工場があった長野へ出張するためよく利用したものです。別の場所には車内に入れる展示車両がありました。シートに座ると、妙に懐かしい気持ちになってしまいます。新幹線ができたのは確かに便利ですが、結局働く時間が増えただけなのかも。(笑)
上の写真は除雪用ディーゼル機関車のDD53です。間近で見るのと凄い迫力。展示車両近くの説明を読むと「大出力ゆえ投雪で民家や電柱などに被害を出し、皮肉にも里雪にはDD14形の方が良いということになり山岳地帯に追いやられることとなった」とか。まさに過ぎたるは及ばざるが如し。
話は戻って上の写真は2フィートゲージのターンテーブルです。直径約5m程度? 人力で転車するようになっていました。
14時のトロッコ出発を待って場内を散策していると、先ほど乗った「あぷとくん」がやって来ました。油煙の匂いと蒸気の漏れる音に心が痺れます。
上の写真は最初に2フィートゲージ乗車の際に撮影した車内の様子。上の写真のように、とても窮屈ですが木造車両がいい味出しています。
トロッコ列車は出発20分前に改札口に並びました。何とか座席に座りましたが、列車先頭のデッキにはカメラやビデオを構えた人達が鈴なりになっています。
出発後、特急あさまを牽引したEF63に見送られながら急勾配を登ります。車内はめちゃ混みで、朝の山手線で感じるストレスを味わうことになりました。
第一の停車ポイントは「丸山変電所」。日本で最初に電化された横川-軽井沢間に電気を供給するため、明治45年に建設されたものです。信越本線を利用する際、いつも気になっていた廃墟でしたが、2002年頃に改修工事が完了したそうです。現在は国指定重要文化財にとか。
トロッコ列車はあっという間に終点の「とうげのゆ」に到着。ここで遅い昼飯を食べた後、同じルートで帰路につきました。上の写真は、トロッコ連射を牽引していたDB201。名前は「シェルパくん」だそうです。
横川駅からは信越線に飛び乗り、高崎からは新幹線の「Maxたにがわ」で帰ってきました。次女はなぜか二階建て車両の一階席がご希望で指定券まで買ったのですが、目線すれすれにホームが見えるわ、走行中は防音壁で景色が見えないわで、乗車中はずっと眉間に皺を寄せていました。