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「KAIBORI 2006」最終決戦

 かいぼり作業の当日、作業開始定刻の10時に「池袋の森を考える会」メンバーがログハウスに集合しました。私の同行者は長女。何とか口車に乗せて連れて来ましたがザリガニの捕獲を手伝ってもらおうという目論見です。

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 管理人室前の伝言版には「KAIBORI 2006」のスケジュールが書かれていました。11月に入り気温もかなり下がってきたというのに、まだザリガニが捕獲されているようです。今日は一体どうなるのでしょうか。

 何はともあれログハウスに荷物を置き、作業をどう進めるか作戦を練ることにしました。先のエントリーを見ればおわかりのように、「トンボ池」のヤゴ隔離水槽付近にはまだ水が残っています。今日の作業としてはこの水を除去し、ザリガニについてはできるだけ捕獲し計数することになりました。私は胴付き長靴を履いて池に入りましたが、何分初めての経験なので池の底に溜まった汚泥に足を取られて転びそうになります。一歩ずつ慎重に歩きながら、まずは池に残ったメダカを回収しました。

 水の汲み出し作業はバケツリレーにて。池の最深部に容器を沈め、その中に入った水を網で濾しバケツ経由で排水路へ捨てるという作業になります。最初は順調に作業が進みましたが、途中から汚泥によって網が目詰まりし始めました。最後は、いいかげん面倒くさくなって汚泥のまま網でろ過せず掻い出します。

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 ほぼ池の底が見え始めたのが上の写真。まだ泥の中にはザリガニが蠢いています。ここまで「見える化」がすすめばしめたもの。各自素手やピンセットでザリガニを各個撃破しました。池の乾燥がすすめば自然と死滅してしまう彼らですが、定量的な実績を上げるには必要な作業です。ヤレヤレ...

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 結局午前中の作業で捕獲したザリガニは、465匹。昼食後の追加作業にて35匹を捕獲し、合計500匹が池から回収されました。バケツの中に入ったザリガニを見て、会長の白石さんは「これがみんなヤゴだったらなぁ...」と嘆いていました。いやはや、本当にそう思います。

 上の写真は大きなプラケ水槽に入れた当日捕獲分のザリガニ連中。大体一ヶ月分の駆除数を一日で達成したことになりました。ちょうど良い掻き揚げサイズですが、ちょっと食べ切る自信は無いので近所の熱帯魚屋さんに引き取ってもらうことを考えています。皆さんお疲れ様でした。

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コメント

今日はお疲れさまでした。それと、遅刻してスイマセン(笑)。

水抜きは終わるのかと思いましたが、チームワークで乗り切れましたね。
一仕事終えたあとのビールは美味しかったです。

ずいぶん前から区に要望していた「かいぼり」ですが、kennelさんの「我々でやりますよ!」の一言が効いたようです。

また、次なる計画を考えましょう(野鳥の餌台とか)。

>それと、遅刻してスイマセン(笑)。

 いえいえ、気にしちゃいけません。私も白石さんの後を付いてヨロヨロと池に入りましたが、汚泥の中を歩き回りながらザリガニを捕まえるのは、なかなか面白かったです。ビールは美味かったですね。あやうくターボが効きそうになりました。

>「我々でやりますよ!」の一言が効いたようです。

 まさか私の軽口から出たアイディアがそのまま実行されるとは思いませんでした。どうも私は短気なもので、ちまちまザリガニを掬うより、一気に片付けてしまいたかったのです。大変な作業でしたが異業種混成部隊にしてはチームワークが発揮できて良かったのではないでしょうか。

 今後の話は色々とアイディアがあるのですが、面白そうなことから手を付けていきたいと思います。野鳥の餌台はいいですね。フィールドスコープが欲しくなってしまいます。

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