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初夢2007

 最初の風景は自宅近くの裏道。なぜか私は自衛隊の基地公開イベントに徒歩で行こうとしています。気が付くと正面には小高い山があり、石の階段の先にエレベータが。そのエレベータに乗り、降りたフロアを少し歩くとコンクリートむき出しの見晴らし台のような場所に出ました。
 その自衛隊の基地は眼下に見える斜坑が入り口。地上にはケーブルカーの駅のような建物が見え、左右を見ると同じような見晴らし台に人が鈴なりに。こんなに沢山人が乗って大丈夫なのかと思うと、足元ががくんと揺れ斜坑を物凄い勢いで下っていきます。同時に「これはVRによる基地見学です」とアナウンスが聞こえました。これなら機密も守れるし、なるほどなと納得。
 次のシーンでは地下の基地で磁気浮上の乗り物を見学しています。タイルの床の上には厚く氷が張っていました。私が床の温度を尋ねると「-30℃です」との答えが。「制御されていないとランダムに動くんですよ、ほら」と、制服を着た人がその乗り物を手で押してみせる。
 また風景が変わり、気が付くと螺旋階段のある某女子高の中。(パンフレットでしか見たことが無い) 「これから基地周辺をご案内します」とアナウンスが聞こえました。次は私の母校の中学。去年の四月に退官した恩師の姿が見え、私はいつ撮影された映像なんだろうと首をかしげます。後で先生に尋ねてみようと、とりあえずデジカメで写真を撮影。完全に空中視点でした。
 最後のシーンは再び基地の中。古めかしい文字で「娯楽施設」と書いてある扉の向こうはお化け屋敷の入り口でした。何でこんなものが自衛隊の基地にあるんだろうと不思議に思うと、制服を着た人が「凄く怖いですよ。本当に入りますか?」と尋ねます。VRのお化け屋敷って怖そうだなと思いながら「よし、見せてもらいましょうか」と呟きながら扉を開けると、そこで目が覚めました。
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 縁起が良いと言われる「一富士、二鷹、三茄子」とは全く無縁の初夢でした。どちらかと言うと、つげ義春ねこじるの作品に見られるような、解釈を考えると不安になる漠然とした内容でしょうか。
 夢は脳が思考や記憶を整理する際に発生するという説もありますが、私は将来の出来事を予知/予感する現象だと思いたいです。夢の中に現れたお化け屋敷の扉の向こうには覚醒後の現実があったというのは、ちょっと笑えない結末でした。

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