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トンボ池の止水工事をやってみる

 前回行われた豊島区への報告会にて、トンボ池底の泥を除去した後、護岸に設置してある石下の土が移動し石が転落するのを防ぐ必要があるとの議題が出されました。その場で結論は出ませんでしたが、個人的にリサーチした結果、ベントナイトという粘土が池の止水工事用に広く使われているようです。ビオトープの止水にも使われており、土の固定にも使えそうです。生体への影響は少ないとのことでした。

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 ただし、一般的な形状は微粉末なので扱いにくい材料です。さらに調べると、ペレット状に整形し、膨潤するまでの時間を調整した製品がありました。Webでも注文できるようなので、早速手配して「池袋の森」に持ち込み実際に使えるか試してみました。写真手前の容器に、そのPEL-PLUGというベントナイトの応用製品が入っています。

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 とりあえずお試しということで、岩の漏水箇所に栓をすることにしました。場所は最後の掻い掘りで大きなザリガニが隠れていた岩の間。ところが、作業に立ち会って頂いた白石さんが穴の奥を探ると、包接したヒキガエルのカップルが潜んでいます。愛し合う彼らには申し訳ありませんが、今回の作業には邪魔なので橋の下へ退場して頂きました。。

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 土とベントナイトを混ぜ岩の間に押し込み、さらに上の穴からベントナイトを直接投入して水を入れたのが上の写真になります。とりあえず漏水は無いようなので、同じ方法で池の周囲を補修することが可能か次回の報告会で豊島区に打診することになります。

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