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上の写真は二週間前のエントリーに書いた二個目の巣。大体20cm程度の距離で撮影していますが、全く無視して営巣をしています。育房数も前回の撮影時から三割り程度増えているようでした。
ところで最初に発見したヒメスズメバチの巣ですが、三週間前に巣を撮影して以来女王蜂の姿を見かけていません。前回の写真をよく見ると、育房が糸で塞がれていて違和感を感じます。
女王蜂が姿を見せず、営巣放棄と思われたので蜂の巣を軒下から取り外し、プラケースの虫かごに入れて待つこと一週間。何と出てきたのは上の写真「ウスムラサキシマメイガ」の成虫。スズメバチやアシナガバチが普通狩りをするのは芋虫など蝶や蛾の幼虫です。それらが逆に蜂の巣に寄生し、幼虫や蛹を餌にしてしまうなんて生態があるなんて驚かされました。まさに「狩られる者達の復讐」。とても興味深いです。
これは成虫が羽化した後の蜂の巣。虫かごの中で飛んでいた成虫を数えると、20匹以上でした。
巣をよく観察すると、既に表面には卵が産み付けられていました。これ以上観察を続ける勇気も無いので、庭に投棄しました。知れば知るほど、おぞましい生態。でも、これぐらいの暗黒面は参考にしてもいいような気がします。(笑)
上の写真は二個目の蜂の巣。どうやらアシナガバチのようです。50cm程度の距離でも無反応だし、しばらく様子を見ます。
ところで最初に見付けた蜂の巣ですが、ここ数日女王蜂を見かけません。どうしたのかな?