Napa Valley Drive

California Wine Country Shopping

10/22/2000


はじめに

 「子供の産まれた年のワインを買い、それをその子供の結婚式で振る舞う」 誰がこんな入れ知恵をカミさんにしたのかは知らない。しかし何故か我が家には、上の子供が生まれた年である97年産のワインが眠っている。今年もワインの季節となり、下の子供向けに同じ事をやらねばならないのではという予感は的中し、急遽99年産のワインを求め Napa Valley へ行くことになった。

経路検討

 Napa はCalifornia Wine の名産地として有名であり、San Francisco 市内からもオプショナル・ツアーが出ているようである。過去に何度か Napa を訪れたことがあるが、いつも陸側のルートを使っていた。今回はさらに良いルートがあるのではと、Yahoo Map を使って経路を検索してみたが、何と San Francisco 市内を抜けるルートが推奨経路であった。

 San Francisco の混雑を知っているので、この推奨経路は理解しがたいものがあった。しかし、どうせ何回も行く訳でもなし、今回だけは素直に Yahoo Map に従うことにした。

San Francisco 市内

 Yahoo Map の推奨ルートは、以下のような経路である。
 1) Sunnyvale から85 → 101
 2) 19th Street 経由で San Francisco 市内
 3) 再度 101 に乗り Golden Gate Bridge を渡る
 4) 州道 37 (海沿いで結構景色が奇麗), 121, 12を経て Napa に入る。

 時間もあるし Golden Gate Bridge を渡る直前にある、Fort Point で一休みすることにした。何度か Golden Gate Bridge を渡る機会はあったのだが、料金所直後の入り口を見逃して通り過ぎてしまっていたため、立ち寄ることができなかった。ちなみに橋の通行料金は San Francisco に入る方向のみ支払う仕組みになっている。

 確か数年前に観光バスで立ち寄ったことがあったが、ここに立ち寄るのはそれ以来である。相変わらず観光客でごったがえしている。今回はじめて気がついたのだが、Golden Gate Bridge は日本の瀬戸大橋と兄弟橋提携をしているようである。

 日ごろの運動不足解消の為、橋の半ばまで歩いてみることにした。

 空気が澄んでいるせいか San Francisco 市内もよく見えるし、

 湾に浮かぶ Alcatraz Island もよく見える。
 景色が良くて、ちょっといい気分になった。

Napa Valley にて

 さて、Golden Gate Bridge を渡り、一時間も走ると両側から山が迫り Napa County に入る。何はともあれ、久方振りに Napa へやってきた。相変わらずのブドウ畑が並ぶ風景だ。Napa市内から谷に沿って走る Wine Train も健在であった。何度見てもリッチな雰囲気である。

 今回は到着が丁度昼飯の時間になったので、ピクニックスペースのある V. Sattui Winery に立ち寄ることにした。もう、Halloween も近いので敷地内にはカボチャがごろごろしている。

 季節がらえらい混雑で、駐車場も一杯である。係員の誘導でたどり着いた駐車スペースは、何とブドウ畑のあぜ道の中だった。

 昼飯はお誂え向きに Winery の中で BBQ をやっているようなので、そこで手に入れた。サーモンとビーフの BBQ サンドイッチである。なかなかウマいのだが、どうしても食い切れない。祖父母の教育を受けた自分としては、不本意なのだが残すことにした。

 ひととおり腹ごしらえが終わったところで、ワインを見繕う。とりあえず 99年産のワインは白とロゼが一種類づつしか無いようなので選ぶのは簡単だ。それぞれ 1ケース 12本 + αを購入し、早々に帰路についた。

おわりに

 久しぶりに Napa へドライブしたが、やっぱり手頃な距離である。帰りは薄暗くなっていたので San Francisco 市内は避けて内陸対岸の Berkeley 経由で帰ることにした。帰路は道路も混雑も大したことなく、帰宅後早々にワインを飲みながら夕食を取ることができた。さて、今回買った 99年ワインは一体いつ、どのような気持ちで飲むことになるのだろうか。楽しみである。